探偵コラム

自殺2019/10/11

家出をするのは自殺が目的!?自殺と家出の関係や自殺者にみられる傾向・予防策について

日本では毎年2万人以上の人が自殺をしていることが分かっています。自殺の理由は、家庭の問題、いじめ、健康問題、経済問題などさまざまですが、これだけの数の方が亡くなっている以上、いつまでも他人事と考えるべきではないでしょう。

そして、実は自殺と失踪にも大きな関係のあることが分かっています。つまり、家出や疾走をした人が、自殺を目的としている可能性も少なくないということです。

家出が必ずしも自殺と結びつくわけではありませんが、可能性がある以上、この2つの関連性について十分な知識を持っておくことは大切です。

そこでこちらの記事では、自殺と行方不明の関係、自殺をする人の兆候、予防策、万が一失踪してしまった場合の対応策についてまとめてみたいと思います。

日本における自殺者の数

前述のように、現在の日本では年間の自殺者数が2万人を超えています。平成23年までは15年連続で3万人を超えていたこともあり、観測上は減少傾向にあるものの、それでも2万人の自殺者数は悲観すべき内容であり、実際に世界でもワースト6位に位置する高い自殺率を記録しています。

自殺の理由は多岐にわたり、親子関係、夫婦関係の不和、虐待、介護疲れなどの家庭問題、身体の病気、うつ病、統合失調症、アルコール依存症などの健康問題、失業、借金などの経済問題、失恋、不倫などの男女問題、いじめや受験などに代表される学校問題、または勤務問題等が挙げられます。

なかでも健康問題がもっとも多く、全体の半数近くを占めていますが、次いで経済問題、そして家庭問題が大きな原因となっているようです。

また、自殺をする場所について、横浜市のデータによると、全体の64%程度は自宅での自殺を選んでいますが、それ以外の36%は自宅以外の場所で行為に及んでいることが分かっています。つまり、この36%の人たちは、(捜索願が提出されているかどうかは別にして)いわゆる行方不明者に該当することになるわけです。

このようなデータを念頭に、次いで行方不明者の数について説明したいと思います。

日本における行方不明者の数

日本では年間8万件以上の行方不明者届が受理されているそうです。しかもこの数字は、ここ10年ほどほぼ横ばい状態が続いており、減少傾向はみられません。しかも、ここでいう行方不明者数は行方不明届けが受理された数にとどまるため、実際の行方不明者の数は、これよりはるかに多いことが予想されています。

行方不明になる年齢層としては10代~20代がもっとも多く、全体の40%近くを占めています。家出をする動機としては、疾病関係がもっとも多いことになっていますが、大半は認知症患者が占めているため、実質的な理由としてもっとも多いのは「家庭関係」あることが予想されます。その他、仕事関係、学業関係、異性関係、犯罪関係が主な動機となっているようです。

行方不明者と自殺者の関係

では、行方不明者と自殺者の関係はどのようになっているのでしょうか。それぞれを結び付ける情報がないため、正確な数字は不明ですが、行方不明者のうち4~5%が死亡していることが分かっています。あくまで認知症患者等を含めた死亡率であるため、必ずしも全員が自殺をしているわけではありません。そのため、自殺者数はさらに低いことが分かります(ただし自殺未遂者はここに含まれません)。つまり、数字だけを見ると行方不明者のうち、自殺を遂げた人の数はかなり少ないことが分かります。

しかし、前述のようにここには自殺未遂者が含まれていませんし、行方不明届けが受理されていないケースも含まれません。そもそもの母数が大きいため、わずか数パーセントでもかなりの数に及ぶこともあり、また、実際に自殺者の36%は家の外で自殺を図っていることからも、その規模を測ることはできます。

いずれにしても、自殺を考えている人が家出をする可能性がある以上、やはり私たちは、自殺について、特に自殺の兆候や予防法について、正しい知識を持っている必要があることは間違いないでしょう。

自殺を考えている人に見られるサイン

自殺を考えている人は、基本的に精神を病んでいる可能性が高いといえます。そのため、日常においても明らかに不自然なサインが見られるようになるはずです。そこで、自殺者に特徴的にみられる兆候についてまとめてみたいと思います。

1. 極端なマイナス思考になっている

自殺をする人は、いまの生活や人生に絶望して自ら命を断とうとします。そのため、精神的に追い詰められ、マイナス思考の悪循環に陥っていることが少なくありません。とくにそのような兆候は発言に見られ、ネガティブな発言を繰り返すことが特徴的といわれています。

直接的に「死にたい」「自殺したい」と口にすることはもちろんのこと、「自分がいなくなっても何も変わらない」「生きることに意味がない」「将来が真っ暗だ」「みんな死ねばいいんだ」「寂しい、いつも孤独を感じる」「もうこれ以上周囲の人に迷惑をかけたくない」など、自分を責めたり、自分の価値を極端に過小評価する傾向があるようです。

人は生きていれば嫌なことに遭遇することもあり、まったく誰しもがこれらの発言を口にしないという訳ではありませんが、一定期間にわたってこのような発言を繰り返していたり、明らかにマイナス思考な発言が増えた場合には、注意をしたほうが良いでしょう。

2. 食欲不振・不眠の傾向がみられる

うつ病の傾向としても特徴的なものですが、自殺を考えるほどに追い詰められている人は、通常章句欲が減退し、また睡眠不足に悩まされる傾向があるようです。病気でもなく、ダイエットをしているわけでもないのに、食事の量が明らかに減っている、(睡眠時間を確保しているにもかかわらず)睡眠不足が続いているようで、明らかに疲弊している、という場合は、何かしら大きな悩みを抱えているはずです。

とくに食欲不振や睡眠不足は、直接的に身体・精神にも悪い影響を及ぼすため、さらにマイナス思考が増長され、負のスパイラルに陥ってしまう可能性もあります。

心と体は密接につながっており、心のトラブルは必ず身体的な問題として現れます。そのため、食事をとらなくなった、寝不足で悩んでいる、という場合には、すぐに相談に乗るようにしましょう。

3. 外出しなくなる、引きこもりになる

極端に外出しなくなったり、他人との接点を回避するようになった場合にも、やはり何かしらのトラブルを抱えていると考えたほうがいいかもしれません。絶望的な悩みを抱えている人は、その悩みを自分のうちに抱え込み、自分の世界に閉じこもるようになります。しかし、外の空気に触れず、太陽の光に当たらないことで、ますます空気が重くなり、悩みは増幅していきます。

また、子どもの場合は引きこもりになってしまうケースも少なくありません。前述の食欲不振や睡眠不足同様、生活環境の悪化も、マイナス思考を育てる悪循環のタネとなります。健康な精神は、健康な生活環境に支えられています。

もし外出や人目を避けるようになったら、それは問題を抱えているサインとしてすぐに認識し、早急に対処するようにしましょう。

4. 自傷行為や不自然な行動を起こすようになる

自殺傾向のある人のなかには、リストカットのような自傷行為を繰り返す人が少なくありません。直接的な自傷行為を行うようになったら、早急に相談に乗るか、カウンセラーなどの専門家に任せるようにしましょう。

また、直接的な行為でなくても、情緒不安定でとつぜん怒ったり、泣き出したり、逆に不自然なほどに感謝を繰り返すなど、問題行動のみられることが多くあります。日頃から家族や友人等の行動に気を配り、いち早く察知することが大切です。

自殺の予防策

それでは、万が一家族や友人などに、上記のような兆候が見られた場合には、どのような対応を取るべきでしょうか。自殺志願者の精神は非常に繊細で、健常な人には有効な手段が裏目に出てしまうことも少なくありません。そのため、次のような予防策を心がけるようにしましょう。

アドバイスはせずに話を聞く

まず大事なことは、問題を抱えている人の話を聞くことです。これは自殺云々ではなく、悩みを抱えている人全般に言えることでしょう。ひとは誰かに自分の悩みを聞いてもらうことで、精神的な自己治癒力を発揮することができます。

ただしここで気を付けなければいけないのが、アドバイスをするのではなく、話を聞くこと、聞き出すことに徹するということです。

人は悩みを打ち明けられると、ついついアドバイスをしたくなるものです。「そんなことないよ」「大丈夫だよ」「こうすればいいんじゃない?」「私ならこうするかな」「なんとかなるさ」など、自分なりに相手のことを思い、声をかけたくなることもあるでしょう。

でも、相手のためを思ってしたアドバイスも、相手にとっては自分を責める材料となってしまうことがあります。そもそも相手の悩みは解決不可能な問題かもしれませんし、あるいは本人も解決しようとして、それに失敗しているかもしれません。言い方を変えれば、だからこそ袋小路に追い詰められているのです。

気軽なアドバイスのつもりが、もっとやり方があるから、もっと頑張れよ、と相手をさらに追い詰めてしまっている可能性もあるのです。

そのため、決して不用意なアドバイスはせずに、相手の話を聞くこと、自分から話してくれるまでじっくり待つことを心がけるようにしましょう。

「頑張れ」とは言わない

うつ病患者に「頑張れ」といってはいけない、というのは今となっては有名ですが、実際に相手を応援するような行為は推奨されていません。前述のように、一見するとネガティブな発言ばかりしているような人も、実際には生きようと必死に頑張り、その結果打ち破れてしまっているのです。もうすでに頑張っている人に対し、もっと頑張れと追い詰めるのは酷なものです。そのため、やはり前述同様、アドバイスや応援はせずに、聞き役に徹するようにしましょう。

なるべく頻繁に会うようにする

もし相手が家族でない場合には、なるべく頻繁に会ってあげるようにしましょう。特に、毎回約束をしてあげると、生きる希望になることもあります。また、もし本人が大丈夫なようであれば、自然や太陽の下に連れ出してあげるようにしましょう。

カウンセラーに相談する

もっとも有効的な手段は、やはりプロに任せることです。カウンセラーは治療のプロですし、万が一うつ病等を抱えている場合には、医療機関を紹介するなど適切な対応をしてくれます。状況が深刻である場合には、1日でも早くカウンセラーに依頼することを推奨します。

万が一失踪してしまった場合の対応

自殺傾向のある人が万が一失踪してしまった場合には、次のような行動をとるようにしましょう。

1. 相手の所持品を確認する

自殺傾向のある人が行方をくらまし、さらに連絡の取れない場合は、相手の自宅または自室を早急に確認しましょう。自殺志願者の場合は遺書などの書き置きを残している場合があります。万が一そのようなものを発見したら、警察に届け出ましょう。

また、「残されたもの」に注目することも大切です。自殺を考えていない家出の場合、衣服が減っている、生活用品を持ち出している、などの特徴があり、逆に自殺を考えている人の場合は、まったく何も持っていかない、という特徴があります。そのため、衣服や生活用品がしっかりと残されていた場合は注意しましょう。

2. 警察に届け出る

家出が認められた場合、とくに自殺の傾向が伺える場合には、1秒でも早く警察に届け出ましょう。自殺を食い止めるためには、とにかく時間との勝負になります。命を救うためには、決して躊躇してはいけません。

3. 自分でも探す

もし相手の行方に心当たりがある場合には、警察に届けた後に、自分でも探してみるようにしましょう。

4. 探偵に依頼する

一刻も早く捜索をしたい場合には、探偵に頼るのも一つの方法です。警察は遺書などのハッキリした事件性が認められる場合には捜査をしてくれますが、そうでないかぎり、後回しにされてしまいます。一方で探偵であれば、費用は発生するものの、事件性の有無に関係なく捜索をしてくれます。

まとめ

以上のように自殺と失踪の関係についてまとめてみましたが、とくに自殺傾向のある人の場合は、家出が自殺に直接結びつくことが多々あります。そのため、万が一家出をしてしまった場合には、警察や探偵にいち早く相談するようにしましょう。

もし警察が捜査をしてくれない場合には、以下の探偵事務所に相談してみてください。どれも人探しの専門家であり、早急な捜索に協力してくれるはずです。

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1案件 ¥120,000〜
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