他人の不倫は比較的容易に受け入れられるものですが、自分の両親となると話は別です。もちろん、よほどの理由がない限り、まさか自分の両親が浮気をしているとは想像すらしないはずですから、それをしったときのしょっくははかりしれません。

実際に、両親の不倫に直面した子供たちは、次のように感じているようです。

万が一両親の不倫に気付いてしまった場合、子供としてどのような行動をとるべきでしょうか。できれば知りたく無かったというのが本音でしょうが、もはや時間を巻き戻すことはできません。そこで、安全に配慮するという意味でも、次のような行動を取るように心がけましょう。

浮気を知ってしまった旨を直接ぶつけるのはリスクが伴います。そこでまずは、父または母の行動が怪しい・・・とほのめかすところから始めてみましょう。おそらく浮気に伴い、不自然な行動が増えているはずです。携帯をチェックする機会が増えたり、携帯の画面が見えないように机に伏せたり、どこにも一緒に持ち歩いたり、残業や出張が増えたり、等々。それらの行動について怪しいと思っている、もしかしたら浮気をしているのでは？など、あくまで怪しんでいるという体で相談してみてください。

そして、それに対する反応を確認してみましょう。もしまったく気付いていないようであれば、そしてあまり気にしていないようであれば、それ以上は突っ込まずに、様子を見てみましょう。おそらく父親または母親も、子供にそんなことを言われた以上、多少は行動を気にするようになるはずです。時間を置いたら、ふたたび同じように確認してみてください。長年連れ添った夫婦であれば、パートナーの行動の不自然さに、さすがに気付いているかもしれません。

浮気に気付いたようであれば、先のことについて相談する前に、まずは自分が味方であることを伝えましょう。自分のパートナーが不倫をしているという事実は、もちろん子供以上に、親の方がショックを受けるものです。まして、その事実が子供にもバレてしまっているとわかれば、情けない気持ちもそこに加わることでしょう。そんなときに、「どんなことになっても、私は味方だからね」と伝えてあげるだけで、親はなんとか持ち堪えることができるものです。

親が冷静でいられるためにも、まずは精神的な支柱になってあげましょう。

親が落ち着きを見せたら、今後のことについて聞いてみましょう。親がどうしたいのか、子供にどうして欲しいのか。もちろん、何も言わずに、何も変えたくない、と言われてしまうかもしれません。子供としては腑に落ちないかもしれませんが、夫婦というのはかなり微妙なバランスの上に成り立っていることも多く、たとえ浮気をされようとも、離婚をしたくないと考えるのは決して珍しくないのです。

ただ、精神的に疲弊してしまうのも考えものなので、できることならカウンセリングなどを勧めてあげると良いかもしれません。

今後のことについては、自分なりの意見を主張しつつも、最終的には両輪の考えを尊重してあげるようにしましょう。

浮気を思いとどまるもっとも大きな理由は、実は「パートナー」ではなく、「子供」だと知っていましたか？浮気防止の手段として、息子・娘の写真を携帯の待ち受けにする、なんて方法があるほどに、親というものは、子供のことを思うと、浮気をする気がそがれてしまうことが大いにありうるのです。

親が浮気をしていることを知って、きっとショックを受け、悲しい思いや怒りを抱いているはずです。しかし、浮気をしているのには何か理由があるかもしれません。もしかすると、家に居場所がなく、心の拠り所を求め、ほかの人のところへ行ってしまったのかもしれません。

そのため、怒りや悲しみは感じつつも、ひとまず冷静になり、試しに親に対し、日頃の感謝や、好きだという気持ちを伝えてみましょう。

きっと子供にそんなことを言われて、かなり動揺するはずです。もしかすると、それが契機となり、浮気をやめてくれる可能性もあります。

もちろん期待しすぎるのは危険ですが、少なくとも親が家族や不倫に対して考えるきっかけを与えることはできるはずです。何しろ、本当に温かい家庭があれば、浮気をする必要なんてなかったかもしれないのですから。

浮気をして欲しくないと伝える、といっても、浮気をやめて欲しいと直接いうべきではありません。それどころか、気付いていることすら伝えない方が無難でしょう。

たとえば、テレビを見ていてそんなシーンが出たら、私は親が浮気してたらショック！とか、お父さん、絶対浮気しないでよ、浮気したら二度と口聞かないからね！などと、ちょっと冗談っぽく話題にするのも効果的です。

もちろん、その場で深く言及したり、掘り下げるようなことはしてはいけません。あくまで自然の流れで、場合によっては冗談めかして口にするだけで十分に効果があります。

前述のように、親にとって子供は、パートナー以上に特別な存在です。たとえ夫婦関係の問題で浮気に走っていたとしても、子供に言われたら、理性を取り戻し、踏みとどまってくれる可能性もあるのです。

とはいえ、親の方も一人の人間としての自尊心があるため、そのプライドを傷つけないように振る舞ってあげることも大切なのです。

親が不倫するなんて信じがたいことですが、親も親である以前に、一人の人間です。人間であれば、頭で分かっていても、ときに道徳的でない行動をとってしまうものです。

大事なのは、不倫をただひたすらに責めるのではなく、なぜそのような行動をとってしまったのか、理解することではないでしょうか。もしかすると、両親は現実に耐えきれず、逃げるように別の人のところに逃げ出してしまったのかもしれません。

そこで、よくある不倫の理由を、次のようにまとめてみました。

夫婦関係が冷え切ってしまっている場合、他の異性に気が向いてしまっても不思議はありません。そして、夫婦関係がうまくいかない理由の大半は、コミュニケーション不足にあります。

結婚し、子供ができると、仕事や育児が忙しくて、自然と夫婦のコミュニケーションは減っていきます。とくに、教育観や金銭的な考え方など、互いの価値観を試されるような状況が続き、話が噛み合わないことも増えます。場合によっては、口を開けば喧嘩をする、なんて状態に陥ってしまうことも珍しくありません。

そして、そのような関係を放置してしまい、しだいにコミュニケーション自体が面倒くさいと感じるようになると、夫婦関係は急速に冷え切っていきます。

上記のように夫婦関係が冷めてしまうと、だんだんと家にいづらくなってしまいます。子供が懐いてくれているうちはまだマシですが、そうでない場合は、仕事のことも家事のことも、その他悩みがあっても、家には話を聞いてくれる人すらいません。

そんな状況で、もし家の外で優しく接してくれる人がいたら、そちらになびいてしまっても仕方ありませんよね。

家庭とは、本来家族全員の居場所でなければいけません。もし家庭に居場所を失い、不倫に走ってしまったのだとしたら、それは家族にも責任があるはずです。

大人になれば、男性女性に関わらず、性欲を抱くようになります。そして、結婚した瞬間から、その性欲を満たせる唯一の存在が夫婦になるのです。ところが、もし夫婦の一方が性生活を拒否してしまえば、もう一方はひたすらに欲求不満な状況を押し入られるようになります。

ちなみに、セックスレスは離婚事由（離婚を申し出る正当な理由）に挙げられるほど、夫婦にとっては重要な問題です。セックスはしない、でも他人とセックスするのも許さない、というのは、我慢を強いられる方にとっては堪え難い拷問のようなもの。

セックスレスが原因で不倫をしたり、あるいは離婚をする夫婦が極めて多いことも覚えておきましょう。

親が浮気をしている決定的な証拠が欲しいと思った場合は、探偵に依頼しましょう。探偵は浮気調査をしてくれる唯一の機関であり、場合のよっては弁護士とタッグを組んで活動することもあります。

ただし、探偵の調査依頼は、未成年にはできません。そもそも、調査料金が数十万円もかかるため、未成年に支払える金額ではないという問題もあります。

そのため、どうしても探偵に調査を依頼したい場合は、信頼のできる大人にお願いするようにしましょう。もしくは、浮気をされている側の親を説得するという方法もあります。

なお、探偵業界には沢山の悪徳業者がいるため、探偵社を選ぶ際には十分に注意しましょう。もし、選ぶべき探偵事務所がわからないという場合は、次の3社がおすすめです。3社とも弁護士と提携している大手事務所なので、十分に信頼でき、また相談だけであれば無料で対応してくれます。

両親の不倫で悩んでいる人は、ぜひ相談してみてください。