探偵コラム

探偵への依頼2019/04/23

浮気の証拠は裁判で使えない?絶対に知っておきたい浮気・不倫調査の注意点とは?

探偵の調査依頼で最も多いのが「浮気・不倫調査」です。しかし、浮気・不倫調査を依頼する前に、必ず知っておいてほしいことがあります。こちらの記事では浮気調査に関する注意点と、実際の調査内容についてご紹介します。

裁判で使える浮気の証拠とは?

「浮気の証拠をつかんでほしい!」とはいうものの、浮気の証拠とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか?実は「私たちの感覚」と「法律」との間には、大きな溝があるんです。

たとえば、近ごろ旦那さんが妙にスマホをいじるようになったとします。悪いとは思いつつ、LINEをチェックしてみたら、同僚の女子から「今夜は楽しかったね♪また一緒に行こうね♡」というメッセージが・・・。一般的な感覚であれば、浮気を疑っても仕方ありませんよね。あるいは夫の携帯から、女の子とのツーショット写真が出てきた・・・。この写真を武器に、夫に猛抗議しても不思議はありません。

では、このLINEや写真を証拠として、「法的に」不倫と認められるかというと・・・実はそうではありません。法律における不倫とは、不貞行為、つまり肉体関係のあった場合に限ります。

「イヤイヤ、この感じ・・・絶対に不倫してるって!」と思うこともありますよね。恐らく10人の知人にLINEや写真を見せれば、10人全員が「これはクロだ!」というかもしれません。それでも、法的には離婚や慰謝料は認められないでしょう。なぜなら、客観的に不貞行為を裏付ける証拠になり得ないからです。

「今夜は楽しかったね♪」といわれても、それは単に食事に行っただけかもしれません。女性と二人きりで街を歩いていたとしても、それは文字通り、ただ歩いていただけかもしれません。女性と二人でホテル街から出てきた・・・これも、ただその近所をブラブラしていただけかもしれません。「絶対に不貞行為をはたらいている」とは言い切れませんよね。

裏を返せば、不倫の証拠とは、絶対に言い逃れのできない証拠でなければならないのです。「そんなにハードルが高いの・・・?」って思っちゃいますが、残念ながらそれが法律で決まっていることなんですね。

では、言い逃れのできない証拠とはどのようなものなのでしょうか?例を挙げてみたいと思います。

裁判で利用できる証拠

次のような証拠の場合、裁判でも「不倫の証拠」として活用することができます。

① 性交渉を撮影した写真や動画

これは、もうそのままですね(笑)。性交渉中の写真や動画があれば、これはまさに言い逃れのできない証拠として用いることができます。ただし、もちろんこのような証拠を入手するのは現実的ではありません。後ほど紹介しますが、証拠は「合法」に取得されたものでなければならないため、本人たちが撮影でもしない限り、まずもって入手することは不可能でしょう。

② 長時間、ラブホテルや相手の自宅に滞在していることを証明できる写真や動画

探偵が実際に入手しようとする証拠が、こちらに当たります。たとえば夫と女性がラブホテルに入っていく写真と、3時間後にホテルから出てきた写真を合わせれば、二人が不貞行為をはたらいていたという強い証拠になります。確かに、直接性交渉の瞬間を撮影したわけではないので、「ホテルに入っただけで何もしなかった」という言い訳もありそうですが、さすがにそれでは言い逃れできませんよね・・・(笑)。

・・・さて、不倫の証拠となりうるのは、せいぜいこの2つくらいです。「えっ?これだけ?」って思っちゃいますよね。しかもそのうちの1つは、ほとんどあり得ない設定です。ということは、現実的に入手できそうな証拠としては、②くらいしかないということですよね・・・。

このように、不倫の証拠をつかむことは非常にハードルの高いことが分かります。ぶっちゃけ、素人にこのような証拠を撮影することはできません。だからこそ、「探偵」という仕事が必要とされるわけですね。

では逆に、明らかに浮気をしていそうにもかかわらず、裁判で利用できない証拠にはどのようなものがあるのでしょうか?

裁判で利用できない証拠

一見すると不倫の明らかな証拠であるにもかかわらず、裁判で利用できない証拠として、次のようなものが挙げられます。

① LINEやメールのメッセージ

LINEやメールといえば、浮気の証拠として最も代表的なもののように思えますよね。実際にパートナーのLINEから浮気が発覚して、大問題に発展することも多々あるでしょう。

ところが法律の世界では、メッセージだけでは不倫の証拠となりません。メッセージは単なるメッセージであり、仲の良い様子をうかがうことはできても、不貞の事実とはいえないからですね。

※もちろん、明らかに不貞行為の事実があった旨を伝えるメッセージであれば、証拠となる可能性はあります!

② 浮気相手とのツーショット写真

浮気相手と思われる異性とのツーショット写真も、普通に考えれば浮気を疑う証拠になりますよね。でも、これもまた裁判では何の証拠にもなりません。単に二人で写っているだけで、不貞の証拠とはいえないからです。

たとえば二人でショッピングをしているときのデート写真であったとしても、あくまで買い物をしているだけだと言い逃れをされてしまいます。どう考えても不倫をしている「雰囲気」があったとしても、証拠能力はないんですね・・・。

③ ホテルやプレゼントの領収書

たとえばゴミ箱からホテルの領収書やジュエリーを購入した際のレシートが出てきたとします。不倫相手と行ったホテルか、もしくは不倫相手へのプレゼントだと考えられそうですよね。でも、レシートだけでは何の証拠にもなりません。これもまた、不貞行為を示す手掛かりにはなり得ないからですね。

このように、普通の感覚であれば明らかに不倫を意味する証拠であっても、法的には何の効力も発揮してくれません。裁判で不倫を主張しても、相手に言い逃れされるばかりで、離婚や慰謝料を勝ち取ることは困難でしょう。

法律はかなりドライで、人の感情をなにひとつ考慮してくれません。あくまで、客観的に不貞行為の事実を証明してくれるものでなければ、裁判で利用することはできないんです。

証拠を入手するときの注意点

では、不倫の証拠となる写真や動画を入手する際に注意すべき点はあるのでしょうか?不倫の証拠は、主に次のような条件を満たしていなければ、「証拠能力がある」とはいえません。

本人と判断できる写真・動画

ラブホテルに入っていく二人を撮影したとしても、それが確実に本人であると分かるものでなければ、証拠能力を発揮してくれません。たとえば、本人であることを「目視」していたとしても、写真に写っているのが「後ろ姿」であれば、客観的に本人であると判断することはできませんよね。このような場合、本人であるかどうか分からないため、不倫の証拠とはいえない・・・という結論になってしまいます。

本人と判断するためには、本人の顔がはっきりと写っている必要があるんです。となると、基本的には「正面から」撮影しなければならないため、かなり難易度が高いように思えますよね。

しかし、たとえば後ろ姿や横顔の写真であっても、それ以外に別の場所で本人の顔がはっきり分かる写真を撮影していて、それぞれの写真の人物がまったく同じ背格好をしているなど、客観的に見て同一人物であると判断できる場合には、証拠能力を認めてもらえるみたいです。

いずれにしても、本人であるという点について言い逃れのできない証拠でなければならないということですね。

ホテルに長時間滞在していることが分かるもの

二人でホテルに入っていっただけでも十分な証拠にはなり得そうですが、より確実性を認めてもらうには、長時間滞在していた旨を証明する必要があります。そうでなければ、たとえホテルに入ったところを撮影したとしても、何もせずに30秒で出てきた、と言われてしまえば、不貞行為の証拠にはならないからです。

そのため、証拠写真や動画は、必ずホテルに入るところと出てくる瞬間の2種類が揃っていて、それぞれの時間が記録されていて、かつそれぞれの時間が長時間経過している旨を伝えてくれる必要があるわけですね。

このような写真や動画を撮影することは、決して容易ではありません。素人にはまず間違いなく無理ですし、撮影しようとして相手にバレてしまうのがオチでしょう。

このような条件を加味すると、証拠集めのプロフェッショナルである探偵に依頼するのが、もっとも確実な方法といえそうですね。

違法調査で得た証拠ではないこと

もうひとつ大切な条件は、それが合法的に得られた証拠でなければならないということです。たとえば、不貞の事実をつかみたいのであれば、盗撮や盗聴をするという手段もあります。しかし盗撮・盗聴は違法行為であり、仮に不定の証拠が写っていたとしても、そもそも証拠として利用することができません。

また、他人に調査をしてもらうのもNGです。たとえば旦那さんの尾行をするにあたって、旦那さんと面識のない友人を使うという方法があるかもしれません。しかし、一般の人が旦那さんを尾行し、証拠写真を撮影したとしても、それはプライバシー侵害の罪に問われてしまいます。つまり「違法調査」に該当するため、これもやはり裁判の証拠にはなりません。

しかし、探偵は探偵業法という法律により、調査をすることが法的に認められています。同じ赤の他人であっても、探偵のつかんだ証拠は合法調査による証拠として、裁判で利用できるわけですね。

どんな調査をするの?

それではプロの探偵は具体的にどのような調査をするのでしょうか?浮気調査では主に「尾行」と「張り込み」が行われます。ターゲットの足取りを追い、場合によっては張り込みをして、証拠写真や動画を撮影できる機会を待つわけですね。

尾行

浮気調査のもっとも基本的な調査方法は「尾行」です。尾行は通常徒歩ですが、場合によっては車両を用いることもあります。

調査対象が不倫をすると思われる日時を絞り込み、対象者に張り付いて尾行をします。浮気調査の場合、通常2人以上のチーム制で調査が行われます。これにより顔バレを防いだり、対象者を見失うリスクを減らすことができます。

張り込み

尾行中に調査対象者が何かしらの施設に居座った場合、調査員たちもその場に待機し、いわゆる「張り込み」状態に移ります。対象者がふたたび移動を開始すると、尾行を再開します。

浮気調査に使用する道具

浮気調査にはたくさんの「道具」が使用されます。探偵は警察のOBなどがつとめていることもあり、警察官も使うような最新の設備を整えているところが多いようです。

特に重視しているのは、やはり「カメラ」の種類でしょう。証拠をつかむためには、決定的瞬間を確実に写真や動画で押さえる必要があります。基本的に至近距離から撮影する場合は小型カメラ、遠距離から撮影する場合は望遠カメラを使用するようです。また一口に小型カメラといっても、時計型、ペン型、傘型、ネクタイ型、帽子型、暗視型などさまざまな種類があり、ターゲットに気づかれない工夫がなされています。

またカメラの他に、車両にもかなり気を使っているようです。車両は尾行・張り込みのどちらにも使用されますが、長時間ターゲットに張り付いていることもあり、以下に景観に溶け込むか、という点が重要になってきます。たとえば工事車両に化け、スタッフも作業着を着るなどして、完全に作業員を演じることもあるみたいです。

もちろん、実際に使用する機材の詳細は非公開となっています。きっと私たちの想像もできないようなハイテク機材が使用されているのでしょうね!

調査を依頼するときの注意点

どのような証拠が「浮気・不倫の証拠」になりうるのか分かりましたか?

ここで大切なのは、「成功の定義」を明確にすることです。

探偵事務所に浮気調査を依頼した場合、もし浮気の事実があれば、その証拠を取得してもらった時点で「調査成功」となります。そして依頼主としては、もちろん証拠能力のある写真・動画を入手してもらって初めて「成功」と判断したいところですよね。

しかし探偵事務所のなかには、それが証拠能力のないものであるにもかかわらず、写真・動画を撮影した時点で「成功」としてしまうところもあります。つまりこの場合、証拠能力のない写真・動画に対し多額の費用を支払うことになるわけですね。

現在、探偵事務所ではこのような「成功の定義」をめぐったトラブルが頻発しています。

トラブルを回避するためには、契約を交わす前に、何をもって成功とするのか確認しておく必要があります。成功の定義を明確にしたら、必ず契約書にも記載してもらうようにしましょう。

まとめ

浮気・不倫調査の実態についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?不倫調査では証拠能力のある写真・動画を撮影できるかどうかが肝になってきます。そのため、調査力が高く、そして良心的な事務所を選ぶ必要があるわけですね。

浮気・不倫調査を依頼したい方は、ぜひ当サイトがおすすめする探偵社をチェックしてみてください。どれも調査力に定評があり、追加料金がないなど、良心的で健全な事務所がそろっていますよ!

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