探偵コラム

探偵への依頼2019/04/23

これだけは知っておきたい!悪質な探偵業者の見分け方

探偵事務所に関するトラブルは年々増加傾向にあります。探偵業法が改正された現在も、悪徳業者は完全にいなくなったわけではありません。そこで、悪徳業者を見分ける方法や、悪徳業者の特徴・手口についてご紹介します。

悪徳業者の被害が増えている

探偵というと、あまり良くないイメージを持っている方も少なくないでしょう。実際のところ、探偵事務所に関する国民生活センターへの苦情は年々増加傾向にあります。これは、ある意味で「探偵事務所」というものが広く認知されるようになった表れともいえるでしょう。

近年は探偵事務所もインターネットを利用した集客をするようになり、利用者も急増しています。しかし、そのように人気の集まる業界は、必ずと言っていいほど悪徳業者に狙われてしまうもの。悪徳業者たちは無知なユーザーを言葉巧みに騙し、高額な料金を請求しようとします。その結果として、探偵事務所に関する苦情が増えてしまっているみたいですね。

探偵事務所は「届出」が必要

探偵業にまつわるトラブルが激増した結果、平成19年6月1日に「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」がついに改正されました。この改正により、探偵業を営む者は例外なく公安委員会への届け出が必要になりました。さらに探偵業者は公安委員会から賦与された「探偵業届出証明番号」を掲示することを義務付けられています。

もちろん、これによって悪徳業者が撲滅されたわけではありませんが、探偵業届出証明番号があることで、適正な業務を行っている探偵社を見分けやすくなったわけですね。

悪徳業者の特徴と手口

探偵業法が改正された現在でも、残念ながら多くの悪徳業者が探偵業界にはびこっています。しかし、業界のことを知らない一般ユーザーにとって悪徳業者を判断することは容易ではありません。そこで、悪徳業者の特徴や手口をいくつかご紹介したいと思います。

強引に契約させる

探偵事務所も商売なので、もちろん一生懸命営業活動をしようとします。しかし、その営業行為があまりに強引な場合は、注意が必要かもしれません。優良な事務所であれば、事細かに何でも説明した後、必ず考えるための時間を与えてくれます。一方、悪徳業者は時間を置けば置くほど悪事がバレてしまう可能性があるため、とにかくその日のうちに契約にこぎつけようとします。

探偵の調査料金は数十万円から数百万円に及ぶため、即日契約をするには高すぎる買い物です。じっくり考える余裕のないような事務所は、避けたほうが無難ですね。

約束した調査を怠る

事前に打ち合わせた調査内容を遂行してくれない悪徳業者もたくさんあります。たとえば浮気調査を依頼したのに、実際は何もせず、ウソの報告書を作った挙句に、「浮気の事実はなかった」と言ってくるかもしれません。そう報告されてしまえば、あたかも調査をしてくれたように勘違いしてしまいますよね。

報告内容が曖昧だったり、報告書がずさんな場合には注意が必要です。

調査期間をむやみに延長する

調査期間が延長される場合には、追加料金が発生することもあります。悪徳業者はこの仕組みを悪用し、わざと調査期間を伸ばして高額な料金を請求しようとします。

一方で優良な事務所であれば、期間を正しく守り、万が一相手側の都合で期間が延長してしまった場合も追加料金は発生しません。

そのため、事前に調査期間や追加料金についてしっかりと確認しておくことが大切ですね。

調査報告書がいい加減

悪徳業者はほとんどの場合、ずさんな調査報告書を提出してきます。場合によってはウソの報告書を作成する可能性すらあります。優良な事務所であれば、厳密で分かりやすい報告書を作ってくれるはずです。可能であれば、事前に報告書のサンプルを見せてもらうようにしましょう。

急に連絡が取れなくなる

前払いで料金を払ったが最後、それから一切連絡が取れなくなってしまうようなコテコテの悪徳業者もいます。とくにオフィスにまったく案内されず、喫茶店でのみ打ち合わせをするような探偵社は危険です。依頼者からすると、探偵事務所に出入りしているところを見られたくないという心理が働くかもしれませんが、悪徳業者はそのような心理を逆手に取って、詐欺を働こうとするわけですね。

高額な追加料金を請求してくる

探偵事務所に関する苦情で最も多いのが「追加料金」に関するトラブルです。優良な事務所の場合、そもそも追加料金という概念自体がありません。
しかし探偵事務所のなかには、見積書に提示された金額の他に、調査員を追加した、期間を延長したなどの理由から、調査完了後に追加で料金を請求してくるところもあります。
特に悪徳業者の場合は、格安の見積もりで契約にこぎつけ、後から高額な料金を請求するというパターンが多いようです。

依頼者に借金を勧めてくる

先ほどの追加料金に付随して、料金の払えない依頼者に対し、サラ金などの金融機関を勧めてくる会社もあります。この場合、恐らく探偵社と金融会社との間に関係があると考えたほうが自然でしょう。そもそも借金をさせるために、探偵の看板を利用している可能性すら疑った方が良いかもしれません。

証拠写真が役に立たない

浮気や不倫の証拠は、裁判で使用できるものでなければ意味がありません。裁判で利用できるものとは、当事者の顔がハッキリ映っており、ホテルに入ってから出てくるまでの記録が納められているなど、反論の余地のないものを指します。たとえば夫が別の女性と並んで街を歩いていたり、食事をしているシーンだけでは、不倫の証拠としての能力はありません。

そのため、優良な事務所の場合は「証拠能力のある写真や動画」を撮影してはじめて「調査成功」と判断します。

ところが悪徳業者の場合は、それが証拠能力のない写真・動画であるにもかかわらず、ホテルに入ったのは事実だから…などと言い訳をして、成功報酬を請求してきます。

成功の定義が曖昧だと、仮に訴訟を起こしても主張を通すことは難しいため、必ず事前に「何をもって成功とするのか」という点について明確にし、契約書に明記してもらうようにしましょう。

証拠をネタに脅してくる

悪徳業者の中には、調査結果をネタに依頼者または調査対象者をゆすってくるところもあります。たとえば、旦那さんの浮気の証拠をつかんだ後、対象者である旦那さんのもとへ行き、この証拠をもみ消してほしかったらお金を払え…と脅すわけです。

実際に、このようなシーンをドラマや映画で見た経験のある方もいるかもしれませんね。

別れさせ工作をしている

別れさせ工作とは、パートナーと別れるために、主に異性の調査員がターゲットに近づき、ターゲットに恋心を抱かせ、別れる口実を意図的に作り出すというものです。別れさせ工作は違法ではないものの、人の心を無理やりコントロールすることから、倫理的に禁止されている行為です。また、全国の探偵社が所属する探偵協会も、別れさせ工作を厳しく取り締まっています。

しかし、現在でも堂々と別れさせ工作をアピールしている探偵社もあります。そのような探偵社は他にも違法調査をしている可能性があるため、絶対に避けるようにしましょう。

悪徳業者を見分ける12のチェックポイント

悪徳業者の特徴や手口は分かりましたか?それではつづいて、悪徳業者を見分けるための方法を紹介します。探偵事務所を探すときは、次の12のチェックポイントを確認するようにしましょう。

1. ホームページに探偵業届出証明番号がない

前述のように、探偵業法の改正により、探偵事務所は届出証明番号を取得することが義務付けられています。そして通常は、自社のホームページにその届出番号を記載するものです。もしホームページに届出番号が記載されていないようであれば、その探偵社は利用しないようにしましょう。

2. 行政処分を受けている

行政処分を受けると、警察署のホームページにその旨が掲載されます。探偵事務所に連絡をする前に、所在地にある警察署のホームページを確認し、行政処分を受けた経歴がないか確認してみましょう。

3. 会社の所在地と代表者の記載がない

ホームページ上には通常、会社の所在地と代表者名が記載されています(会社概要のページやアクセスページを確認してみてください)。しかし悪質な業者の場合、何らかの都合により、これらの情報を記載していない場合があるようです。もちろん、記載があれば必ず信頼できる会社という訳ではありませんが、最低限所在地と代表者名のない探偵社は選ばないようにしましょう。

4. 誇大広告を謳っている

「成功率100%」や「絶対に成功する」などといった誇大広告を掲載している探偵社も避けるようにしましょう。どれほど敏腕のベテラン調査員であっても、ターゲットの予期せぬ動きに翻弄され、任務を失敗してしまうこともあります。絶対に痩せるダイエット器具がないように、絶対に成功する探偵社も存在しないため、くれぐれも誇大広告に引っかからないようにしましょう。成功率ももちろん大切ですが、どちらかというと失敗した時の対応に気を配る方が重要です。可能であれば、全部・または一部成功報酬型の事務所を選んでおくと安心ですね。

5. 料金体系が不明確

優良な探偵事務所は、料金体系が実に明瞭です。何にいくらかかるか、どのような場合に料金が発生するのか、明確に答えることができます。もちろん悪徳業者は追加料金を少しでも多く貰いたいので、料金体系はかなり曖昧にしておきます。料金について質問した時に、スッと答えられないようであれば、その事務所はやめておきましょう。

6. 料金体系が低すぎる

他社に比べて極端に料金が安すぎる事務所も危険です。安いほうがもちろん嬉しいですが、業界にはそれぞれの相場があります。相場を著しく下回っている場合、高額の追加料金を請求される可能性があるため、料金体系についてしっかりと事前に確認しておくか、もしくは避けるようにしましょう。

7. 調査内容を詳しく教えてくれない

通常、調査を依頼する際には、事前に調査内容についてこと細かく説明を受けるものです。何故ならその調査内容によって、料金が決まるからです。

しかし悪徳業者の場合は、調査内容もかなり曖昧で、実際にやるかどうかも分かりません。料金同様に、調査内容についてあいまいな対応をするような事務所は選ばないようにしましょう。

8. 悪評の口コミが多い

当然といえば当然ですが、悪評の多い事務所は選ばないようにしましょう。近年は口コミ文化が広がり、ネットで検索すれば簡単に評判を確かめることができます。

もちろん利用者によって好みは分かれるものの、「騙された」「追加料金を請求された」といった違法性のある悪評については、必ずチェックしておくようにしましょう。

9. 強引に契約させようとする

先ほどもお伝えしましたが、優良な探偵事務所は「余裕」があります。もちろん営業行為はあるものの、探偵の調査は高額にのぼるため、そこまで強引な営業はされないはずです。もし、絶対今日中に契約してほしい、と迫られた場合は、一刻も早くその場から逃げ出すようにしましょう。

10. 成功の定義が曖昧

前述のように、「証拠写真」は「証拠能力」がなければ価値はありません。優良な探偵社の場合、証拠能力のある証拠を取得した場合のみ、調査成功とし、成功報酬が発生する仕組みになっています。ところが悪徳業者の場合は、証拠能力の有無にかかわらず、自分たちの都合で調査成功の判断を下してしまいます。

このようなトラブルに巻き込まれないために、事前に「成功の定義」について明確にしておくようにしましょう。

11. 調査報告書のサンプルを見せてくれない

悪徳業者は報告書もずさんです。そのため、悪徳業者を見分けるヒントとして調査報告書のサンプルを見せてもらうようにしましょう。もちろん優良な探偵社であれば、こちらがいわなくてもサンプルを提示してくれるはずです。もしサンプルがずさんだったり、そもそも見せてくれないという場合には、その事務所は信用しない方が良いでしょう。

12. 他の探偵事務所の悪口を言う

探偵に限ったことではありませんが、自社のPRポイントを強調するのは良しとしても、他社の悪口を言うのは基本的にタブーです。悪徳業者の場合、マナーや常識のない従業員が多いため、他社の悪口も平気で言いふらす可能性があります。もちろんそのような低俗な会社は選ばないようにしましょう。

悪徳探偵の被害に遭ってしまった時の対処法

どれほど注意をしても、営業マンの巧みな言葉に騙され、悪徳業者の被害に遭ってしまう場合もあります。そのような場合は、①警察に相談する、②弁護士に相談する、③消費者相談窓口に連絡する(消費者ホットライン、国民生活センターなど)方法があります。

しかし、警察は事件性がない限り動いてくれないため、騙されたという確たる証拠を提示するようにしましょう。弁護士に相談するのがある意味で最も効果的かもしれませが、当然ながら高額の費用が発生するため、覚悟をしておく必要があります。

被害に遭っても必ずしもすぐに救済されるわけではないため、やはり騙されないように心がけるのが一番大切ですね。

まとめ

悪徳業者を見分ける方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

悪徳業者がはびこるのは、何も探偵業界だけではありません。残念ながら悪徳業者はどんな時代にも存在するため、とにかく騙されないようにすることが大切です。

そのため、上記のチェックポイントなどをしっかり覚え、事前に事細かく確認するようにしましょう。

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