探偵コラム

探偵への依頼2020/12/14

探偵の調査依頼で人気があったのは?4人に1人が探偵に興味あるって本当?

探偵事務所はさまざまな調査を引き受けてくれますが、実際にどのような調査依頼が人気なのでしょうか?探偵事務所で人気の依頼や、それぞれの調査内容の実態についてご紹介します。

4人に1人が探偵への依頼を検討

探偵はあまり身近な存在ではありませんが、実は「探偵に調査を依頼したい」と考える人はけっこう多いみたいです。というのも、アンケート調査会社のデータによると、

「探偵に何かしらの調査を依頼しようか、考えたことはありますか?」

という質問に対し、23.8%の方が「ある」と答えているんです。つまり、およそ4人に1人が、これまでに探偵を利用したいと考えたことがある、という結果になったわけですね。

それでは、探偵に依頼したいと思った方は、具体的にどのような調査を依頼したいと考えていたのでしょうか?

探偵に依頼できる主な調査内容

そもそも、探偵にはどのような調査を依頼できるのでしょうか?もちろん、ドラマやマンガのように殺人事件の調査をしないのは、皆さんもご存知の通り。

現実の探偵の調査内容は多岐に渡りますが、およそ次のようなものに分類されます。

  • 浮気調査
  • 人探し
  • 防犯
  • 素行調査
  • 結婚調査
  • ストーカー
  • 近隣トラブル
  • 盗撮器発見調査
  • 企業の信用調査

イメージ的には浮気調査や人探しが有名ではないでしょうか?
問題行動やトラブルの真相を調べたいけど、警察には言えない、または言っても相手にしてくれないような内容について、探偵は調査をしてくれるわけですね。

逆に、探偵に依頼できない調査というのもあります。

  • 出身地や国籍、宗教など差別につながる調査
  • ストーカーやDVを助長する調査
  • 別れさせ工作
  • その他違法調査

人権問題や違法性のあるもの、トラブルに発展する可能性のあるものについては、いくら探偵でも引き受けてくれないようですね。もっとも、中にはこれらの調査を隠れて行っている探偵社もあります(別れ工作を堂々とアピールしている探偵社もあるみたいですが・・・)。そのような探偵社はなにかと問題を抱えている可能性が高いため、くれぐれも調査を依頼しないように注意してくださいね。

では、先ほどのアンケートによると、どのような調査内容に人気があるのでしょうか?

人気の依頼とは?

先ほどのアンケートによると、「もし探偵に調査を依頼するとしたら、何の調査を依頼したいですか?」という質問に対し、次のような結果が見られました。

順位調査内容割合
1位浮気・不倫調査15.6%
2位盗聴器発見調査15.1%
3位人探し13.7%

これをみると、予想通り「浮気・不倫調査」と「人探し」の人気が高いことが分かりますね。

浮気はたとえ疑いがあったとしても、実際に浮気をしている証拠をつかむのは至難の業。だからといって警察や弁護士に相談できるわけでもありません。そのため、調査のプロである探偵に依頼をしたいと考える人が多いみたいですね。

また人探しについても、警察に相談したところでほとんどスルーされてしまうのが現実。これもまた、探偵に頼るほかありません。

一方で、意外に人気の高い調査内容が「盗聴器発見調査」です。

「盗聴器なんてどうして発見したいの・・・?」
「そもそも盗聴器が仕掛けられることなんてあるの・・・?」

と思うかもしれませんが、実は最近では盗聴器を簡単に入手することができるため、ストーカーやいやがらせなどに悪用されるケースが増えているんです。そのため、盗聴器発見調査を依頼する人が増加しているようですね。

ちなみに、こちらのアンケート調査はあくまで「もし調査を依頼するとしたら・・・」という質問になっています。では、実際に調査を依頼した人の中では、どのような調査内容が多かったのでしょうか?

実際の依頼は浮気調査がほとんど?

実際の依頼内容は探偵社によってマチマチですが、ほとんどの探偵社では70%以上の方が浮気調査を依頼しているといわれています。多いところでは9割を超えるところもあり、ようするに実際の調査はほぼ浮気調査であるといえそうです。

確かに、知人が失踪したり、家族と生き別れたり、ストーカー被害を受けたりすることは、決して「よくある」トラブルではありません。

一方で浮気・不倫調査は、良くも悪くも「身近な」トラブルといえますよね。しかも浮気調査を依頼できるのは探偵以外にないため、必然的に浮気調査がもっとも多くなるのでしょう。

では、実際にどのような人が浮気調査を依頼するのか、また具体的にどのような調査をするのか、など、もう少し浮気調査の実態について掘り下げてみましょう。

浮気・不倫調査の実態

浮気・不倫の調査を依頼する人は、どのような方が多いのでしょうか。また浮気調査とは具体的にどのようなことをするのか、ご紹介します。

依頼主は女性の方が多い?

まず浮気調査をするのは、男性と女性のどちらが多いのでしょうか?ある探偵社の調査によると、依頼者の約65~70%は女性であることが分かっています。浮気調査というと、その後に「離婚」や「裁判」が控えているケースも多く、そのための確たる証拠をつかみたいと考えている女性が多いみたいですね。ただし近年は働く女性が増えていることもあり、男性の利用者も増加傾向にあるみたいです。

そして年齢別に分けてみると、もっとも多いのは30代~40代のようです。この年代は結婚して子どものいることが多く、妻が子育てに奮闘する一方で、男性は社内での地位も上がり、給料も増え始め、職種によっては出張や単身赴任の機会も増えることから、浮気に走ってしまうことが多いみたいですね。

続いて多いのが、意外にも50代。この頃になると、すでに子どもが成人し、夫婦二人きりになる家族が急増します。するとこれまで浮気にも耐えてきた妻たちが熟年離婚を決意し、その証拠をつかむために探偵社に依頼することがあるようですね。

ちなみに、浮気調査には婚前にパートナーの身辺を調べる「結婚調査」が含まれることもあります。結婚調査では、結婚する当人というより、その親御さんたちが依頼者となることが多いみたいです。

どういう調査をするの?

では、浮気調査とは具体的にどのようなことをするのでしょうか?

浮気調査の基本は「尾行・張り込み」です。浮気をすると思われる日時にターゲットを尾行し、浮気の実態をつかみます。尾行や張り込みは、ターゲットを見失ったり、顔バレすることを避けるために、通常は複数人のグループで行われます。

そして浮気の「確たる証拠」を写真や動画で撮影し、依頼主に提供します。「確たる証拠」とは、確実に浮気をしていると判断できるものでなければいけません。ターゲットの顔がはっきりと写り、ホテルの同じ部屋に一定時間滞在しているなど、性交渉の事実をつかむことができなければ、裁判で有効な証拠として扱われないからです。このような「使える証拠」を集めることも、探偵の腕の見せ所いえます。

浮気が発覚したらどうする?

残念ながら不倫が発覚した場合には、依頼者たちはどのような行動に出るのでしょうか?実はここでも、意外な事実を発見することができます。

というのも、浮気が発覚した案件のうち、約80%の人が「復縁」の道を選んでいるのです。

「離婚するために、不倫の証拠が欲しかったんじゃないの?」と思ってしまいますよね。確かに、依頼者の多くは離婚を覚悟して探偵のもとにやってきます。

でも、自分の将来や子どものことを考えると、必ずしも離婚が最良の手段となるわけではありません。逆に不倫が発覚したことにより、夫が目を覚まし、良き父親になってくれるケースもあります。また不倫の証拠をつかんでおくことで、いつでも離婚できるという警告や、自分自身を安心させる「お守り」になってくれることもあります。

ようするに、不倫が発覚したことにより、かえって円満な夫婦関係を築ける可能性もあるんです。そう考えると、80%の人が復縁を選択している理由も頷けますね。

浮気調査の実態は分かりましたか?それでは続いて、意外な人気を集めていた「盗聴器発見調査」の実態についても掘り下げてみましょう。

盗聴器発見調査の実態

盗聴器なんてまったくかかわりのない存在のように思えますが、なぜ盗聴器発見調査がそれほど人気なのか、また具体的にどのような調査をするのか、といった点についてまとめてみたいと思います。

どうして盗聴器調査が人気なの?

「盗聴器なんてどうして発見したいの・・・?」
「そもそも盗聴器が仕掛けられることなんてあるの・・・?」

盗聴器発見調査が人気と聞くと、こんなことを思ってしまいますよね。でも、私たちの想像以上に、盗聴器による事件やトラブルは増えているみたいです。

では、盗聴器はどのような場合に仕掛けれられているのでしょうか。盗聴器の被害として多いのが、「ストーカー」「家庭内のトラブル」「近隣住民または知人によるいやがらせ」です。

イメージしやすいのはストーカー被害ですね。ストーカーが被害女性の行動を把握する目的で自宅に盗聴器を仕掛けるというものです。

なお、盗聴器を設置するストーカーとして最も多いのが「元カレ」です。そもそも他人の家に侵入するのは容易ではありません。その点、元カレであれば、合いカギを持っているなどの理由から、比較的女性宅に侵入しやすい存在といえます。実際に、元カレに行動を把握されていると理由から盗聴器の調査を依頼する方が多いようですね。

また、盗聴器のトラブルは一般家庭だけではありません。企業情報を取得するという目的で、ライバル会社に盗聴器を仕掛けられた企業もあるようです。この場合、出入り業者や退職者などに金品を渡し、盗聴器を仕掛けさせる、といった手段が使われているみたいですね。

盗聴器が仕掛けられているかもしれないサインとは?

もし次のような「サイン」が見られたら、盗聴器の可能性を疑った方が良いかもしれません。

  • 自分の行動を他人に把握されている
  • 家族しか知り得ない情報を他人が知っている
  • 通話中にノイズが入ることが多い
  • 電話を使っていないのに「話し中が多い」といわれる
  • 固定電話を使用している
  • 電話料金が妙に高い
  • LINEなどで知らない人から連絡が来る
  • 泥棒に入られたことがある

たとえば、盗聴器を仕掛けられると、「外出先で何度も元カレと遭遇する」「近所の人が夫婦だけの会話を知っている」など不自然な体験をする可能性があります。また、盗聴器自体による「ノイズ」の影響がみられるかもしれません。

上記のようなサインを発見した場合は、盗聴器の調査を依頼してみたほうが良いかもしれません。

盗聴器を設置されやすい場所

盗聴器を設置されやすい場所として、次のようなものが挙げられます。もし盗聴器の疑いを感じた場合は、まずは下記の場所を調べてみましょう。

  • コンセント
  • 室内等
  • 時計
  • テレビの裏側
  • 火災報知器
  • ぬいぐるみ
  • 花瓶
  • 絵画
  • テーブルの裏
  • エアコンの上
  • 換気扇
  • ポストの中

これらの場所を調べても盗聴器が見つからず、盗聴器による被害が止まない場合は、一刻も早く探偵に調査を依頼しましょう!

どういう調査をするの?

探偵は専用の機器を使って盗聴器を発見します。盗聴器にはさまざまな種類があり、容易に手に入る簡易的なものから、「ステルス盗聴器」と呼ばれる発見器でも見つけづらい種類もあります。

探偵社にもよりますが、盗聴器調査を得意とする探偵事務所の場合、警察が使うものと同程度(またはそれ以上)の高性能発見器を使用することが一般的です。これにより、自宅やオフィスに仕掛けられた盗聴器をスピーディーに、そして確実に発見し、除去してくれます。

盗聴器が見つかったらどうすればいい?

実際に盗聴器が見つかってしまったらどうしたら良いのでしょうか?

まず大切なことは、盗聴器を発見したことを相手に悟らせないことです。盗聴器の存在に気づかれてしまうと、犯人は証拠を隠そうとしたり、逃亡したりしてしまいます。くれぐれも「あっ!盗聴器だ!」と口にしたり、犯人と思われる人物に文句を言いに行ったりしないようにしましょう。

もちろん、盗聴器に触れるのも危険です。盗聴器には犯人の指紋がついている可能性があり、それが犯人特定の役に立つ可能性もあります。

いずれにしても、基本的に盗聴器を発見した場合は、すぐに警察に連絡をするようにしましょう。さすがに物的証拠があれば、腰の重い警察も黙っているわけにはいきません。

なお、探偵社に調査を依頼した場合は、警察への届け出まで含め、きちんと最後まで協力してくれるはずです。

まとめ

以上、探偵事務所における人気の調査内容についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?探偵について調べてみると、意外な事実もたくさん発見できますよね。

人気の浮気調査、人探し、盗聴器発見調査以外にも、探偵はさまざまな調査を引き受け、皆さんの悩みを解決してくれます。探偵事務所をお探しの方は、ぜひ当サイトおすすめの探偵社をご利用ください!

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