夫婦問題2021/06/21
ひとくちに浮気といっても、2種類の浮気が存在します。浮気といえば、いわゆる芸能人の不倫報道のように、結婚をしている男女が別の異性とラブホテルへ行ったりして、肉体関係を持つことです。
結婚相手以外の異性と肉体関係を持つことは、不貞行為に当たり、これは離婚事由にも含まれます。そして、このような行為が、一般的な浮気や不倫のイメージでしょう。
たしかに、これが浮気であることは間違いありませんが、問題はそこに、恋愛感情が含まれているかどうか、という点です。
つまり、そこに気持ちがなく、互いの性的欲求を満たすだけのために、単に異性と関係を持つだけであれば、それは「身体の浮気」と表現できるかもしれません。
ところが、もし肉体関係のみならず、浮気相手に恋愛感情を抱いてしまっているとしたら、それも、自分のパートナーに対するもの以上の感情を抱いてしまっているとしたら、それは「心の浮気」と表現すべきかもしれません。
つまり、法律の観点からいえば、そこに気持ちがあろうがなかろうが、不定行為は不貞行為です。ところが、現実の夫婦にとってみれば、それが身体だけの浮気なのか、あるいは心の浮気なのかによって、大きく状況が変わってきます。
そこでこちらの記事では、心の浮気について詳しく掘り下げていきたいと思います。
目次
ではまず、心の浮気と身体の浮気の違いについて考えてみましょう。
と、その前に、「浮気」はどのように定義されているのでしょうか。法律上では、浮気は「不貞行為」と表現されていて、いわゆる夫・妻以外の異性との性交渉を指すと解釈されています。
また、性交渉のみならず、それに類する行為、つまり「性交類似行為」も不貞行為に含まれます。
・オーラルセックス(唇や舌を駆使して性器を愛撫する行為)
・射精を伴う行為
・同性による性行為
つまり、「誰と(夫・妻以外の人物)」「何をしたのか(性交渉・性交類似行為)」という点が争点になるのであって、逆にそれ以外の要素は含まれません。
では、同じ浮気であっても、「心の浮気」と「身体の浮気」はどのように分けられているのでしょうか。これは、法律の解釈と若干異なることがわかります。
まず、心と身体の浮気の違いは、そこに感情が含まれるか、という点が異なります。
仮に肉体関係があったとしても、もしそこに恋愛感情がなければ、それは身体の浮気でしかあり得ません。むしろ、恋愛感情のない不貞行為が、身体の浮気である、と定義できるかもしれません。
一方で、もし夫・妻以外の人に恋愛感情を抱いてしまい、いわゆる「本気」と呼ばれる状態になってしまうと、それは心の浮気に該当します。面白いことに、心の浮気の定義は、恋愛感情があるかどうか、という点が問題になるため、肉体関係の有無は含まれません。つまり、不貞行為のない心の浮気がありうるということです。
ところが、法律上の不貞行為は、上記のように性交渉の有無が争点になるのであって、感情は無関係です。そのため、身体の浮気が100%不貞行為に該当するのに対し、心の浮気は、法的には不貞行為に該当しないケースもあるということです。
もちろん、心の浮気だからといって、今後も絶対に肉体関係がないかといえば、おそらくその可能性は低いといわざるを得ないでしょう。そのため、現実的には心の浮気といっても、肉低関係のある不貞行為であることの方が多いのです。
身体の浮気にせよ、心の浮気にせよ、自分のパートナーにして欲しくないのは同じこと。ところが、心の浮気の受け止め方について、実は男女間に大きな差があるといわれています。
まず男性の場合、自分のパートナーが抱いている感情よりも、パートナーが別の男性と肉体関係を持ってしまったこと自体に、大きく傷ついてしまいます。
男性は、自分のパートナーが他人と性交渉を行うことで、汚されてしまった、自分のものでなくなってしまった、といった考えを抱きがちです。
感情であればどうにか振り向いてもらえるかもしれないけれど、身体を奪われてしまっては、もはや取り返しがつかない、と感じてしまうのです。そのため、心の浮気というよりは、肉体関係の有無を気にする傾向があります。
一方で女性は、「心の浮気」に対し、非常に敏感です。万が一パートナーが別の女性と関係を持ったとしても、それは単に身体の関係であって、(比較的)そこまで大きな傷を負うことはありません(風俗店の利用を許容できるのが、その顕著な現れといえます)。
ところが、心の移り変わりとなると、そうはいきません。女性にとっては、たとえ身体の関係があっても、感情さえ自分のもとにあれば、いくらでもどうにかなると考えます。ところが感情が浮気相手のところへ行ってしまうと、それは完全に自分のパートナーを奪われることになってしまうのです。
そのため、女性の方がより心の浮気を恐れていると言えるかもしれません。
不貞行為があれば、それは探偵に証拠を集めてもらうなどして、客観的な浮気の証拠を示すことができます。ところが、心の浮気は目に見えないものです。もし肉体関係がないとすれば、客観的に証明することができません。本人に問いただしたとしても、否定されてしまえばそれまでです。
このように、心の浮気には証明ができないという厄介な問題があります。
浮気に対する感じ方が男女で違うように、どちらの浮気をしやすいか、という点についても、男女で違いが見られます。
まず、男性は「身体の浮気」をしやすい傾向があります。男性は女性に比べて性欲がたまりやすく、恋愛云々の前に、とりあえず性欲自体をなんとか解消したいと考えがちです。そのため、恋愛感情が芽生えていない相手に対しても、性的欲求を抱くことができます。
もちろんこれは、男性にインプットされてる本能の影響もあります。男性には生まれつき、「一人でも多くの子孫を残そうとする本能」が備わっています。多くの子孫を残すという本能ですから、「誰の」という点については、ほとんどこだわりがありません。かつて一夫多妻制が当たり前であったように、男性の本能に従えば、その形の方がむしろ自然なのです。
その本能の影響、つまり性欲の作用の影響もあり、異性との肉体関係を優先してしまいます。
一方で女性は、自身が種を撒く存在ではないため、誰でもいいという発想はありません。逆に、「より優秀な子孫を残そうとする本能」が強く働きます。つまり、女性は肉体関係そのものに重きを置くのではなく、誰とするか、という点が重要なのです。そのため、男性のような恋愛感情より肉体関係が先行するという現象は、極めて不自然に感じてしまいます。裏を返すと、女性が肉体関係を持つということは、すでに強い恋愛感情を抱いているケースが多いということです。
このように女性は、肉体関係自体よりも、感情を優先する傾向があります。
ただ、あくまで「傾向」であって、男性が心の浮気をしないというわけではありませんし、セックスフレンドがたくさんいる女性もいます。
とはいえ、傾向を理解しておくことは、互いのすれ違いを防ぐ上でも重要なので、心の片隅にでもとどめておきましょう。
心の浮気と身体の違いや、男女の違いについて分かったところで、次に気になるのは、どうして心の浮気をしてしまうのか、という理由です。
人が誰かに恋をするのに理屈はなく、そのメカニズムを明かすことはできませんが、少なからず、次のような共通点のあることはわかっています。
夫婦間に不満があるのは、赤の他人が一緒にいる以上、当然のことです。ところが、その不満について互いが折り合いをつけようとせず、問題を無視し続けると、次第に夫婦の関係は悪化し、冷え切ってしまいます。
夫婦の関係性も一概に言えないとはいえ、少なくともほとんどの夫婦は、互いの存在を精神的な支柱にしているはずです。いわゆる帰るべき家というのが、夫婦そのものにあたるからです。
ところが、夫婦の間に居場所を見出せないと、人は別の場所に心の支えを求めようとします。そこに都合よく、心優しい異性の存在があれば、そこを新たな居場所にしたくなってしまうのです。
夫婦関係の悪化は、ほとんどの場合コミュニケーション不足が理由です。コミュニケーションが不足すると、心の浮気をされてしまう可能性が高いため、十分に注意するようにしましょう。
自分のパートナーより優れた人に出会うと、そちらに魅力を感じてしまう人もいます。これは、特に女性に起こりやすいパターンといえます。
前述のように、女性はより優秀な遺伝子を残そうとする本能が働くため、無意識のうちに優秀な人に惹かれる性質があります(男性の場合は、優秀さよりも、心の癒しを求める傾向があります)。
とくに、夫を頼りないと感じている人は注意が必要です。結婚して家族になれば、女性は男性に対し、経済的にも精神的にも頼りたくなるものです。それにもかかわらず、自分の夫に頼り甲斐がなければ、女性としてはがっかりしてしまいがち。
そんなときに、短に優秀な上司や友人の旦那さんがいたりすると、ますます自分の夫が情けなく感じてしまい、一気に熱が冷めてしまいます。そしてむしろ、優秀な人へと心移りしてしまうのです。
心の浮気は、身体の浮気よりもずっと厄介だと言われています。身体の浮気の基本的な目的は、性欲の解消です。突き詰めれば、セックスをする相手に対したこだわりはなく、その場の性欲が満たされればそれで構いません。つまり、性欲の対象が自分のパートナーに戻りさえすれば、それで解決できるのです。
もちろん、それを許せるかどうかは別の話ですが、少なくとも比較的解決しやすい状態ともいえます。
一方で、心の浮気はそうはいきません。身体の浮気は、ある意味でタバコやお酒のようなもので、意識の力で止めることができます。ところが恋愛感情そのものを、自分の意思でコントロールすることはできません。好きになってしまった気持ちを、無かったことにはできないのです。
つまり、心の浮気は、誤って向けられてしまった恋愛感情を乗り越え、ふたたび元のパートナーに向かうように解決しなかればなりません。身体の浮気に比べ、かなり複雑で、時間のかかることが分かります。
ただ、では心の浮気をされたらどうしようもないのかといえば、そうではありません。たしかに、単純な問題ではないものの、そもそも心の浮気に発展しまった原因があるはずです。前述のように、コミュニケーションが不足していたり、男性としての頼り甲斐が不足していたからかもしれません。
少なくとも、一度は愛し合って結婚しているわけですから、ふたたび愛してもらえる可能性がないはずがないのです。浮気をされてしまった原因が自分にもあると考え、夫婦でしっかりと話し合ってみることが大切です。
浮気をされてしまい、自力での解決が難しい場合には、次のような機関に頼ることをお勧めします。
まずは、カウンセラーに相談してみましょう。カウンセラーはアドバイザーではありませんが、カウンセラーと話をするうちに、問題の本質(多くの場合は自分自身)に気づくことができます。その結果、自然と夫婦関係の改善に向かうことも多いのです。
なお、夫婦で一緒に受けられるカウンセリングもあります。
浮気に耐えきれず、離婚を決意した場合には、弁護士を頼るようにしましょう。相手に不貞行為がある場合には、離婚はもちろん、慰謝料を請求することも可能です。
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