探偵への依頼2019/08/20
子どもの家出が大きな事件に発展するケースが増えています。「子どもが家出をしたけれど、頭を冷やせば返ってくるだろう」「うちの子に限って家出なんかしないだろう」という親の油断が、惨劇を生んでしまうことも少なくありません。そこで、子どもの家出と事件の関係、子どもが家出をする理由、そして子どもが実際に家出をしてしまった時の対応等についてまとめてみたいと思います。
目次
実際に家出をする子どもはどれくらいいるのでしょうか?内閣府の報告によると、「家出の発見・保護数」は年間2万件弱程度であることが分かっています。2000年代前半では2万人を超えていましたが、近年は徐々に減少傾向にあるようです。ただし、そもそも子供の数が減っていることも要因になっており、家出をする子どもが減っているとは一概に言えません。また、こちらのデータはあくまで「家出の発見・保護数」です。つまり、家出をしたことが分かり、警察が捜査し、その結果発見・保護された子どもの数であり、家出をしたけれど警察に届けられる前に発見されたケース等は含まれていないため、実際に家出をする子どもの数はさらに多いことが予想されます。
なお、家出をする子どもの年齢をみてみると、もっとも多いのが中学生で、全体の約40%を占めており、つづいて高校生が約25%となっています。いわゆる「思春期」の時期に家出の発生する確率が高いということでしょう。
家出の恐いところは、家出の目的にあります。単に親とケンカし、一時的に感情的になって家を飛び出しただけであればまだ良いのですが、家出をする子どもの中には、「自殺」を目的としているケースのかなり多いのが現状です。
そもそも未成年者の、とくに家出をする子どもの多い中学生~高校生の子どもたちの死因として最も多いのが「自殺」です。私たちは漠然と自殺をする子どもが多いという事実は知っていますが、その数について正確な認識はないはずです。
実のところ、15~19歳の死因の第一位は自殺であり、その割合はなんと36.9%に及びます。つまり、死亡している中高生のうち、3分の1以上は自殺しているということになるのです。
とくに家出と自殺の関係は強く、子どもが家出をした結果、そのまま自殺してしまうということが非常に多いのです。
未成年者の家出の場合、犯罪や事件に巻き込まれる可能性が多くあります。つまり、犯罪や事件に巻き込まれたために「家出」状態になっているのではなく、最初は単に親子喧嘩などで家を飛び出したものの、結果的に事件に巻き込まれてしまうというケースです。
特に危険なのが女児の場合であり、家出をする女子中高生を狙った性犯罪は後を絶えません。特に近年は、インターネットの掲示板を利用した「神待ち掲示板」を使用するケースが多く、掲示板を使って無知な子どもたちを呼び寄せ、そのまま犯罪に発展するケースが激増しています。
未成年の子どもたちは、大人と違い、自分が犯罪に巻き込まれる、ひどい目に遭うかもしれないという可能性をあまり現実的にイメージできません。それよりも、きっと良いことがある、良い人が助けてくれるといった理想を抱いていることが大半です。
そのため、「そのうち頭を冷やすだろう」と親が楽観視している間に、あっという間に犯罪に巻き込まれてしまう可能性も十分にあり得ます。
毎年、家出をした結果事件や犯罪に巻き込まれてしまうケースは(分かっているだけで)300件を超えており、その多くは、淫行、売春、覚せい剤の使用・売買等であることが分かっています。
子どもが家出をした時には、決して楽観視せずに、早急に対応することが重要なのです。
では、子どもたちはどのような理由で家出をするのでしょうか?小さい子どもたちと違って、思春期の子どもたちの場合は、家出の中心に何かしらの「不満」や「悩み」があることは間違いありません。特に家出の捜索においては、このような子どもたちの不満・悩みを正確に理解していることが、早期発見の手掛かりになります。
家出の理由としてもっとも多いのが、両親との確執です。そもそも「家出」とは文字通り「家」を出ることであり、家族と一緒にいたくないから、家出をするわけです。家族に不満がなければ、家出をする理由は基本的にありません。子どもたちにとって、家を出たくなるほど家庭が居づらい場所になっているということなのでしょう。
もちろん、親から虐待を受けている、モラハラを受けているといった直接的な虐待行為がある場合には、ある意味で家出の理由が明白です。しかし、そのような直接的な行為がなくても、子どもたちに過度なストレスを与えている場合があります。
ひとつは、子どもたちに対する(分かりやすい)愛情が欠乏している場合です。たとえば、親が滅多に家におらず、家族の会話がほとんど存在しない家庭、または会話のチャンスはあるものの、子どもとの会話に親が無関心である家庭などが挙げられます。
このように親からの愛情を感じられないと、子どもは家庭に居場所を求めることができず、家の外のものに興味を抱くようになってしまいます。
もうひとつは、逆に子どもたちに干渉しすぎたり、束縛し過ぎてしまう場合です。これは、時間や行為だけでなく、人格や能力等も含まれます。たとえば子どもの成績に極端に干渉し、勉強を強要する、成績が悪いことを責めるなど、過剰なプレッシャーを与える行為が繰り返される場合です。または子どもの言動をすぐに否定し、親の価値観を押し付けようとする行為や、行動を制限しようと極端に束縛する行為も挙げられます。
このような行為を繰り返されれば、もちろん子どもは家にいることを窮屈に感じ、または角にストレスを覚えるようになり、家にいること、家族と一緒にいることを苦痛に感じるようになるはずです。
これらとは別に、たとえ子どもに直接的な嫌がらせはなくとも、「両親の仲が悪い」というケースも挙げられます。親がケンカばかりしていると姿を見ているのは、子どもにとって苦痛以外のなにものでもありません。ギスギスした家にいるよりは、外で遊んでいたいと思う方が自然でしょう。
このように、親の行為が結果として子どもの居場所や逃げ場を奪い、子どもが家出をするように「仕向けてしまう」ことが多いのです。特にこのようなケースでは、親が子どもの苦悩に気づいていないことも多く、家出の理由を早急に特定できないことも少なくありません。
家出は自殺との関係が強いという話をしましたが、特に中・高生の場合はいじめを理由に家出をする子どもも少なくありません。とりわけ、前述のように家庭に居場所のない子どもの場合は、二重苦により完全に居場所を失い、そのまま自殺を図ってしまうことも多々あります。
いじめを受ける子どもたちの中には、いじめを受けていることを「恥ずかしい」と感じる子が大勢います。そして、その恥ずかしい自分を家族に見られたくなくて、自分のことを誰も知らない場所に行きたいという理由から、家を出ることが多いのです。
でも、逆に言えば、いじめを告白できるような体制、苦しんでいる子どもを受け入れてくれるような環境が家庭にあれば、子どもは(仮に学校に行かないとしても)家にいてくれるはずです。
今の世の中では(あるいは昔からそうかもしれませんが)、いじめは誰にでも起きうるという意識をまず抱くことが大切です。いじめのない学校は、恐らく100%存在しません。どの学校にもいじめをする子がいて、その子たちが常に標的を探している状態です。いじめをする子にとってはあまりいじめの対象にこだわりはないため、あなたの子どもが狙われたとしてもまったく不思議ではありません。「うちの子に限って・・・」といった親の妄想が、いじめられる子どもたちへの理解を希薄にしてしまい、結果的にいじめに気付かなかったり、子どもたちのSOSを見逃してしまうことにつながるのです。
決していじめを楽観視することなく、いじめが起きたとしても子供を受け入れられるような家庭環境を築くようにしましょう。
恋愛が理由となり、家出をする子どもたちもいます。たとえば夜中に恋人と落ち合ったり、なかには駆け落ちごっこをする子どもたちもいるのが現状です。
大人と違い、子どもの恋愛にはさまざまな障害や束縛が存在します。そのような障害は子供たちの恋愛を逆に盛り上がらせ、一種のスリルとなり、子どもたちを家出に向かわせてしまうこともあります。特に、子どもの交際や外出に厳しい家庭の場合は、この傾向が強くなるかもしれません。
恋愛自体を責めることはできないため、難しい問題ではありますが、中高生の場合は性交渉を行うこともあり、妊娠に発展してしまうこともあります。逆に妊娠が親にバレないように家出をする子どももいるくらいです。
子どもも親と同じように恋愛をするものの、性に関しては知識が乏しいのが現状です。思春期の時期になったら、束縛するというよりも、恋愛や性に対する正しい教育をすることを心がけたほうが良いかもしれません。
では、実際に子どもが家出をしてしまった場合、親はどのような行動をとればいいのでしょうか。実際に例を挙げてみましょう。
子どもの帰りが遅いと思ったら、まずは本人に連絡を取りましょう。近年は携帯電話を持っていることが多いため、連絡自体は難しくないはずです。
なお、家出ではなく単に帰りが遅いだけという場合もあるため、電話で強い態度をとることは絶対に避けてください。もちろん、実際に家出をしている場合も同様です。家庭がイヤで家を飛び出したのに、しつこく電話をされ、電話に出れば怒鳴られるようでは、ますます家に帰りたくなくなってしまいます。子どもが電話に出てくれたら、自分の感情は一度封印し、子どもの話をしっかりと聞き、謝るべき点を謝り、子どもの帰りを心から待っていることを伝えるようにしましょう。
子どもと連絡が取れない場合には、友達や学校の先生に連絡を取るようにしましょう。とくに家出をする場合には友達の家にいることが多いため、友達の親などに連絡をし、少なくとも居場所を確認しておくことが大切です。
連絡を取っても居場所が分からない場合には、直接子どもの行きそうな場所を探してみましょう。本人がよく遊んでいる場所、コンビニ、ゲームセンター、友達の家など、見当がつきそうな場合には実際に足を運んでみることも大切です。
明らかに異常を察知した場合は、子どもの部屋を探してみましょう。子どもの持ち物から、居場所を推測することもできます。たとえば洋服が減っていたり、ゲーム機などがなければ、計画的に家出をしていることが分かります。家のタンスからお金が持ち出されていた場合なども同様です。また、最悪の場合には遺書を発見することもあるかもしれません。このような場合には、早急に警察に連絡をしましょう。
本人と連絡が取れず、友人等からの情報も得られない場合には、「その日のうちに」行方不明者届を提出するようにしましょう。実際に行方不明になってしまった場合には、1週間以内に発見されない限り、発見率が極端に低下するというデータがあります。
単なる家出ではなかったり、家出のつもりが犯罪に巻き込まれているケースも多いため、少しでも早い対応が必要となります。
ただし、警察は必ずしもすぐに捜査をしてくれるわけではありません。警察の捜査には優先順位があり、事件性を認識できない場合には後回しされてしまうのが現状です(「実際に」事件性があるかどうかは関係ありません)。
そのため、捜索届を出しても警察が動いてくれず、不安の残る場合には、探偵に頼るのも一つの方法です。探偵は事件性とは関係なく、依頼に基づいて調査をしてくれます。とくに子どもの場合は行動範囲が狭く、家出の発見から時間が経っていなければ発見率は極めて高いため、警察を信頼できない場合には探偵を頼るのが最も効率的な方法といえます。
子どもの家出に関する知識は身につきましたか?子どもの家出は犯罪や事件に巻き込まれる可能性が高いのが現状です。そのため、周囲のことは気にせず、そして楽観的にならず、1秒でも早い行動を心がけるようにしましょう。
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