探偵への依頼2020/02/14
本日は、探偵マッチングサイト「街角相談所」におうかがいしています!それでは前編に引き続き、街角相談所運営の株式会社Y.sアドシステムの代表取締役 岡崎 祐樹さんとの対談をお届けします!
ところで街角相談所は、いまどれくらいの探偵事務所と提携しているんですか?
ざっくり100社前後ですね。全国すべての都道府県で、探偵事務所と提携しています。
ただ、提携先を固定しているわけではないので、厳密には減ったり増えたりを繰り返していますね。新陳代謝というか、つねに良いラインナップを維持するようにしてます。
ちなみに、提携する上での条件みたいなものってあったりするんですか?
もちろん、ありますよ。提携するにあたって、先方にお伝えして、こちらでもきちんと審査をしています。万が一問題があれば、紹介をした私たちの責任になってしまうため、そこはかなり慎重にならざるを得ませんね。
審査をした結果、提携できないところもあるということですよね。
当然、そうなりますよね。もちろん、提携先を増やしたいという思いもあるのですが、なかなかうまくいかないというか・・・(笑)。
私たちが自信を持ってお勧めできる探偵社がまだまだ少ないというのも、事実なのかなと思います。
差し支えなければ、どんな条件があるのか教えてもらってもいいですか?
まず、警視庁へ探偵業の届出を出していることが大前提ですよね。
それから、過去にクレームがなかったか、問題を起こしていないか、調査員は何名いるのか、調査員の経歴はどうか、素人のアルバイトばかり雇っていないか、車やバイクは何台保有しているのか、料金体系は健全か、弁護士と提携しているか、クオリティの高い報告書は作れるのか、といった点を主にチェックします。
けっこういろんな条件があるんですね・・・。報告書なんかも調査対象になっていて。
そうですよね。連携している弁護士がいるとか、報告書については、調査力そのものより、調査の後のことに関係してくるんですよね。たとえば、離婚裁判とか慰謝料請求とか。
探偵事務所によっては、裁判用の報告書を作れないところもあるんですよ。裁判の証拠として提出するためには、規定の形式で書かなければならなかったり、あとはもちろん、写真のクオリティも重要で。
もうご存知かもしれないですけど、たとえば、ハッキリと本人の顔が写っているものじゃないとダメだったり。仮に奥さんから見れば100%ご主人だと分かっても、他人から見て判断できなければ、裁判では言い逃れできてしまうんですよね。
そういった裁判の経験があるかどうかという点も、大きなポイントになるんです。
もちろん、弁護士についても同じですよね。弁護士と探偵は比較的協力関係にあることが多いんですけど。探偵が調査後の法的処理を依頼したり、逆に弁護士側が証拠の入手を依頼したり。
いずれにしても、弁護士と連携しているということは、信頼の証にもなるので、これも重要なポイントになりますね。
なるほど・・・。他にも、調査員の経歴とか、料金の健全性なんかは、どうしても外から見えないし、そもそも素人には分からないので、あらかじめ調査してもらえるのは助かりますね。
そうですね。
もちろん、先ほどもお話ししたように、何かトラブルがあれば私たちの責任になってしまうので、徹底的にリスクを排除したいという本音もあります。
ただ、それが必ずお客様のためになると分かっているので、やはり審査は厳しめに設定していますね。
「提携先を増やしたい」という思いに矛盾しても、ということですよね。
少なくとも、無闇に増やそうとはまったく思っていません。条件に当てはまらなければ、それはそれで仕方のないことですし。
それに、現在提携している探偵事務所についても、定期的に審査をしているんです。クレームや調査成功率を見て、どうもよろしくないと判断すれば、提携を解除することもあるんですよね。
提携先が減るということは、それだけ質の良い会社に絞り込んでいるということなので、悪いことではないんですが・・・街角相談所の宣伝文句としては、提携先が多いほうがいいので、なんとも難しいところです(笑)。
ただ逆に、コンサルティングをした結果、審査基準に達する探偵事務所もあったりするので、今のところは減ったり増えたりを繰り返しているような状況ですね。
ちなみに、街角相談所に寄せられる相談って、どういうものが多いんですか?
90%くらいは、ずばり「浮気調査」ですね。
そのうちの半数は、「LINEやメールで浮気の証拠を発見したけど、どうしていいか分からない」といった感じです。あとは、すでにパートナー別居していて、浮気をしていないか調べて欲しいとか、離婚が決まったから、慰謝料を請求するための証拠が欲しいとか。
浮気調査以外では、「婚前調査」がチラホラ、といったところでしょうか。
なるほど・・・。お問い合わせをしてくる人って、かなり切羽詰ってる感じなんでしょうか?
そうですね。割と「すぐにでも相談したい」っていう人が多い印象です。言葉に出さないとしても、雰囲気的に。実際に、お客様の70%以上は、そのまま探偵事務所との面談に進んでいます。
ただ、「いますぐ浮気調査をしたい」というよりは、もっと困惑しているというか、「どうすればいいか分からない」とか、もしかすると、「とにかく誰かに話を聞いてもらいたい」という感覚かもしれませんけど。
探偵にお問い合わせをするということで、たとえば警戒しているような人はいますか?
警戒してますよね・・・。それが普通の反応だと思いますよ。僕の目から見ても、探偵ってグレーな業界ですからね(笑)。
お電話をしていても、騙される心配はないのか、とか、詐欺にあった人がいるみたいだけど、本当に大丈夫なの、とか。実際に、悪質な探偵に騙された被害者から連絡がくることも少なくないくらいです。
そんなに危ないんですか・・・?
昔より減ったとはいえ、まだまだ悪徳業者は多いと思います。それだけ被害が頻発していれば、恐がるのも当然ですよね。
最近はネットやマンガでも、まぁ正しい知識とはいえませんが、色々な情報を入手できるので、余計に警戒してしまうんだと思います。検索キーワードでも、「探偵」と打つと、次に「詐欺」と出てきしまったり(笑)。
ただ、ひとこと加えさせてもらうと、「グレー」といっても、すべての探偵事務所がグレーな意味ではありません。「白い」会社と「黒い」会社が混在している、というのが事実なんです。
善良で真摯的で、お客様のために身を粉にして働く探偵社はいくらでもあります。それ以上に悪質な業者が多いせいで、業界全体がグレーに見えてしまうだけなんです。
だからこそ、「良い探偵社」を探し当てて、お客様を導くことが、私たちの使命だと思うんですよね。
白と黒が混在しているというのは、ある意味で利用者にとって、希望のように感じますね。助けてくれる探偵は、たしかに存在するんだって。
そうですね。悪徳業者ばかりでないということを、ぜひお客様に知ってもらいたいと思います。
少し話は変わりますが、調査料金の相場ってどれくらいなんでしょうか?
これがなかなか難しい質問で、調査内容によって全然違うんですよね(笑)。
いわゆる浮気調査の場合、およそ30〜50万円といったところでしょうか。
なるほど・・・やっぱりけっこう高いですよね。
間違いなく、高いですよね。もちろん、調査員の立場からすると、過酷な尾行や張り込みをして、優れた撮影技術まで求められるのだから、それくらいもらって当然という気持ちはあるんでけどね。
ただ、勘違いして欲しくないのは、この相場というのは、裁判用の報告書を作るために、何日も調査を続けた場合の金額です。
でも、浮気調査を希望する人の中には、「報告書はいいから、とりあえず浮気をしているかどうか知りたい」という人もいますよね。
モヤモヤしている気持ちから解放されたいから、ひとまず結果だけ知りたい、とか。
そういう場合には、別に1日だけでもいいんですよ。数時間の調査であれば、10万円もかからないですから。
そうなんですか?それなら、けっこう現実的な金額に思えますね・・・。ちょっと興味あるかも・・・。
興味あるんですか(笑)。とにかく、そういう調査方法もあるので、あまりネットの情報だけに頼らず、私たちに相談していただきたいと思います。
最後に、街角相談所が目指すところを教えてもらえますか?
まずは、「お問い合わせ」の数を増やしたいですね。こういう言い方をすると、うまく伝わらないかもしれませんが(笑)。
たしかに、街角相談所のサービスを考えれば、お問い合わせしていただいたお客様を、探偵事務所に結びつけることが何よりも大切です。
でも実際には、「お問い合わせ」することすらできずに、苦しんでいる人がたくさんいるんです。そして、その勇気を持てない原因の一つは、やはり探偵業界そのものの空気にあると思います。
たしかに・・・お問い合わせするって、もしかしたら一番勇気のいることかもしれませんね。
そうですね。そのためには、まず私たちの活動を、あらためて正しく伝えていきたいと思っています。
街角相談所はあくまで第三者の立場で、紹介する探偵事務所は、すべて審査を経た優良な会社であるということ。
それから、先ほどお伝えしたように、相談したからといって、絶対に契約する必要なんてないんです。相談するだけなら無料なので、まずは話してみることが大切です。
一番良くない選択肢は、誰にも相談せずに、自分一人で悩みを抱え込んでしまうこと。これだけは絶対に避けてもらいたいですね。
私たちは、これまで数多くの相談者の方々と向き合ってきたので、お客様がどんな風に悩み、苦しんでいるのか、どんな解決策を提示できるのか、十分に理解しています。
もしかすると、私たち以上に、お客様の気持ちを理解できる存在はいないかもしれません(笑)。
本当に、それくらいに、私たちは真剣に向き合っているんです。
だからこそ、誰にも相談できずに、一人きりで悩んでいる人々を手助けしたい。そのためのチャンスを作りたいと考えています。
それは、もしかすると、第三者の立場にいる街角相談所にしかできないことかもしれませんね。
そうですね。そういう立場にいるからこそ、余計に責任を負うべきだと思っています。
それからもう一つ、ここ数年で、探偵業界が少しずつ変わってきているような気がするんですよね。それは、良い意味で。
たとえば、これまで料金の高かった大手企業が、少しずつ料金体系を改善してきたり。もちろん、料金以外のサービスでも、少しずつ良い方向に変化しているような気がします。
勝手な考えかもしれませんが、もしかするとそれは、私たち街角相談所がお客様に正しい情報を伝えるなかで、探偵業界が「お客様に適正・適切なサービスをする必要が出てきている」影響かもしれません。
もしそうだとすれば、私たちの活動が広まるにつれて、業界全体が変わる可能性があるということです。つまり、結果的として、より多くの人々が救われるということですよね。
サービス発足当初は、そこまでの考えに至りませんでしたが・・・最近は自分たちの影響力を少しずつ感じるようになって、それに伴って、探偵業界全体に対する責任のようなものも、徐々に考えるようになりましたね。
自分たちの努力が、世の中をよくしているのだと実感できて、ますますやる気が沸いてきました。
私も、今回お話を伺って、すっかり街角相談所のファンになりました!ぜひこのサービスが広がり、業界全体がグレーからホワイトになってくれたらいいなって思います。これからも応援しています!
本日は長い時間ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
「街角相談所」との本音対談はいかがでしたか?
話を聞けば聞くほど、その魅力に引き込まれてしまいました。
パートナーの浮気に悩み、一人苦しんでいる方は、なんとか勇気を振り絞って、街角相談所のコンシェルジュに相談してみませんか?
きっとあなたの苦しみを理解し、手を差し伸べてくれるはずです!